Realtek製RTL8188ETV USB Wifiドングルのドライバについて。RTL8188ETVはRTL8188EUのスモールファクターバージョンでドライバはRTL8188EUと同一ですが、Raspbianによる標準8188EUドライバでは接続が非常に不安定です。
Realtek製Wifiチップ型番は以下サイトが参考になります。
https://wikidevi.com/wiki/Realtek
lsusbなどのコマンドにより、接続されたUSBドングル型番がRTL8188ETVまたはRTL8188EUの場合は以下を参照してドライバーをインストールして下さい。
https://www.raspberrypi.org/forums/viewtopic.php?p=462982
1.カーネルバージョンを確認します。
uname -a
Linux raspberrypi 4.4.38-v7+ #938 SMP Thu Dec 15 15:22:21 GMT 2016 armv7l GNU/Linux
2.バージョン 4.4.38-v7+ #938 に合致したものをダウンロードします。ダウンロード先は任意です。
wget https://dl.dropboxusercontent.com/u/80256631/8188eu-4.4.38-v7-938.tar.gz
3.ダウンロードしたファイルを解凍します。
tar xzf 8188eu-4.4.38-v7-938.tar.gz
4.以下シェルコマンドを実行しドライバをインストールします。
./install.sh
5.iw list によりWifiドングルがサポートしているモードを確認します。
iw list
Supported interface modes:
* IBSS
* managed
* AP
* monitor
* P2P-client
* P2P-GO
AP(アクセスポイント)モードをサポートしているのでRaspberry Piをルータとしても利用できるようになります。
<補足>
カーネルのアップデートによりドライバが入れ替わるため、その都度アップデートが必要となります。
そのためのスクリプトが用意されています。
sudo wget https://dl.dropboxusercontent.com/u/80256631/install-wifi -O /usr/bin/install-wifi
sudo chmod +x /usr/bin/install-wifi
以下コマンドを実行して最新ドライバにして下さい。
sudo install-wifi -h