従来のRadiko再生スクリプトがFlashのディスコンにより機能しなくなったため、Streamlinkによりライブ音源の再生を行います。
Streamlink
Github
インストール
各OSのインストール手順については、以下参照願います。
Armbianでもバイナリパッケージが用意されたため、
$ sudo apt install streamlink
でインストール可
パッケージが用意されていない場合は、PythonまたはPython3によりインストールします。Pythonによるインストールについては、上記のインストール手順の方も参照願います。
Python3とpip3をインストール後、必要なパッケージをpip3によりインストールします。
$ sudo apt install python3-apt
$ sudo apt install python3-pip
$ pip3 install --upgrade setuptools
$ pip3 install wheel
最新版Streamlinkをユーザ環境でのみ動作するようにインストールします。
$ pip3 install --user --upgrade streamlink
パスを設定します。
$ export PATH="${HOME}/.local/bin:${PATH}"
再起動後に上記パスが有効になるように、上記内容をユーザホームフォルダの.bashrc
に追加してください。
cvlcプレーヤーによるライブ再生(放送大学)
$ streamlink --player=cvlc https://radiko.jp/#\!/live/HOUSOU-DAIGAKU best
注) URLのパスの "!"
の直前に "\"
を追加しないとパスのロードエラーが発生して再生できません。但しbashコマンドとして実行することでこれを回避できます。
$ sudo -H -u USER_NAME bash -c '/home/USER_NAME/.local/bin/streamlink --player-fifo --player cvlc https://radiko.jp/#!/live/RN1 best'
コマンド詳細
プレーヤーオプション
プレーヤーオプションを内包して再生
$ streamlink --player "vlc --file-caching=5000" <url> [stream]
$ streamlink --player "cvlc -q --control=lirc -I rc --rc-host localhost:12345" https://radiko.jp/#\!/live/HOUSOU-DAIGAKU best
バックグラウンド再生
$ streamlink --player "cvlc -q --control=lirc -I rc --rc-host localhost:12345" https://radiko.jp/#\!/live/TBS best > /dev/null 2>&1 &
fifoオプション(配信が終了するとstreamlinkも終了)
$ streamlink --player-fifo --player cvlc https://radiko.jp/#\!/live/JOAK best
デバックオプション
$ streamlink --player-fifo --player --loglevel debug cvlc https://radiko.jp/#\!/live/JOAK best
プラグイン一覧
Radikoプラグイン
参考)PulseAudioとALSAの関係
PulseAudio は、ALSA や OSS を用いてアプリケーションとハードウェアデバイスの間でミドルウェアとして動作することを目的とした汎用サウンドサーバーです。また、Avahi を有効にするとことで、ローカルデバイス間で簡単にネットワークストリーミングを行うことができます。主な目的はオーディオの設定を簡単にすることですが、そのモジュール設計により、より高度なユーザが自分のニーズに合わせてデーモンを設定することができます。